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2015-02-19
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Tackcraft Leather Laboratory & Factory

皮革小物工房タッククラフトと製作工程のご紹介


皮革小物にたずさわって40年、工房タッククラフトではつねに、
クォリティの高い皮革小物商品をお届けすべく作業工程に磨きをかけています。
いくつもの工程どれをも手を抜かずにしっかりと行うこと、そして、
個々の工程を見直しつつ磨きをかけるとともに、新しい技術の導入にもチャレンジする——
皮革小物工房タッククラフトの製作現場をかんたんですがご紹介します。





1.素材の選定
1.素材の選定
素材としての本革生地は今日、たとえば仔牛由来といっても、さまざまな質感や特性を備えた多くの種類が提供されており、色彩もパステルカラーなど一昔前にはなかったものもオーダーできます。
ただ、自然由来であるがために、同じ種類の本革素材であっても、生地1枚1枚は微妙に異なるところがあります。
開発する商品の特徴と、お客様の使い勝手をとことん吟味しながら、本革生地の種類を選定し、さらにはその生地のどの部位が適しているのかを見極め、傷みやキズのチェックを厳密に行います。



本革生地ロール状の写真 本革生地ロール状の写真

2.裁断
2.裁断
設計図の製品パーツ型紙にもとづいて、本革生地を裁断します。革切り包丁をつかって手裁ちする伝統的な方法と、全てのパーツの鋼製抜き型をつくってプレス機で裁断する方法があります。
タッククラフトでは現在ほとんどを抜き型で裁断しており、しかも仕上がり精度を上げるために、粗抜き・本抜きの2段階で刃物を変えて裁断加工しています。
1枚の本革生地には、皮としての部位による厚みや繊維の方向など微妙な違いがあるため、その革パーツとしての特性やを考慮しながら、裁断します。


裁断プレス機の写真1 裁断プレス機の写真2

3.絞り成型
3.絞り成型
自然由来の皮革には、伸び縮み(可塑性)という大きな特性があります。これを活かして、平らな皮革生地から立体的なフォルムのパーツ(絞り革)を作り出すのが、「絞り」成型です。
絞り革の製作工程はなかなかにめんどうで時間も要します。粗裁ちした革パーツに一昼夜かけて水分を含ませ、木製の成型枠に挟み込んでプレスし続けたあと、立体フォルムが定着するまでそのまま自然乾燥させます。
そして絞り革パーツと他のパーツとを縫い上げてから、本抜きしたりコバ仕上げする〈下記7を参照〉のですが、どの工程も熟練した技術と経験、そして何よりも丹念な作業へのこだわりを要します。


絞り成型用型枠の写真 絞り成型用プレス機の写真

4.漉き加工
4.漉き加工
「漉き」とは、皮革生地のウラ面を必要に応じて薄く削る、皮革製作独特の工程の用語です。全面を漉くこともありますが、タッククラフトでの漉き加工とは、革パーツをつくってから部分的に漉く工程をがほとんどです。
革パーツを折り曲げたり重ねて縫製し、製品を精度よく仕上げていくために、専用の革漉き機を使いこなして0.1ミリ単位で厚みや漉き面積を調整していきます。
いわば料理の世界における「ウラ包丁」ともいうべきこの「漉き加工」こそ、使いやすい皮革小物商品を生み出す革職人の経験と技術がもっとも問われるところです。


漉き加工機の写真
5.組み立て
5.組み立て
上記の工程を経た革パーツやジッパーなどの備品を、ミシンで縫えるように、専用のノリやテープを使って貼り合わせ組み立てます。
多数の革パーツからなる製品では、組み立てとミシン縫いの工程を何段階かに分けて行う必要があり、経験の積み重ねがモノをいう工程です。


糊付け組み立ての写真 部品取り付けの写真




6.ミシン縫い
6.ミシン縫い
組み立てた革パーツをミシンで縫い合わせます。縫い合わせ部分の形状や、皮革の種類・厚さに合わせて、糸の太さや色を変えるのはもちろん、縫い目を際立たせる専用の特殊ミシンや絞り成型パーツ専用の特殊ミシンなどを使い分けて縫い上げます。
革を縫うということは、やり直しが効きません。その箇所その箇所での一発勝負であり、しかも均一できれいなステッチで仕上げるために、ベテランの職人技が要求される工程です。


平面ミシン縫いの写真 絞り成型用ミシン縫いの写真


7.コバ仕上げ
7.コバ仕上げ
革の切り口をコバといい、製品のコバ部分の面を均一にして手触り感を良くすれば、製品の完成です。皮革小物製品の最終的な出来映えを大きく左右する、大切な工程です。
専用のグラインダーやヤスリなどで磨き、専用塗料での塗装を何度かていねいに繰り返すことにより、革に塗料が馴染み、革の合わせ面が美しく仕上がります。


コバ仕上げの写真1 コバ仕上げの写真2




8.検品・梱包・出荷
8.検品・梱包・出荷
出来上がった製品を、傷や不具合、糸目等に問題がないかを細かくチェックし、この検品に合格したものだけを梱包してお客様のもとへ出荷します。
この最後の工程にも、熟練の厳しい目を光らせています。